◆イースタン・リーグ ロッテ3―6巨人(4日・ ZOZOマリン)
巨人の赤星優志投手(25)が4日、再昇格へ向けてのリスタートを切った。イースタン・ロッテ戦(ZOZO)に2番手で2軍降格後初登板し、2回2安打無失点、2奪三振。最速150キロの直球に110キロ台のカーブを交えて緩急を利かせ、「いつも通り一人ずつ抑えようと思って投げた」と振り返った。
6月5日に救援で再昇格したが、直近2試合連続失点で同30日に出場選手登録を抹消。阿部監督からはシュートの精度を課題として伝えられた。赤星自身は直球の制球と球質にも改善の必要があると感じており、「何か武器を一つ作るとなったときに、必要な球がシュートだと思う。2つとも良くなっていけばいい」と課題を見つめた。
昨季は8月下旬から1か月半の間に5勝を挙げるなど、夏場に強さを見せた。今後、投手陣の疲労が増す中、先発と救援のどちらの適性も持つ赤星に再びチャンスが来る可能性は十分にある。「長いイニングを投げる中で、同じフォームで投げられるようにしたい」。課題を消化し、再び1軍の舞台に戻る。(小島 和之)