羽生善治九段が４日、第７２機王座戦挑戦者決定トーナメント準決勝で広瀬章人九段に勝利し、挑戦者決定戦に出場を決めた。鈴木大介九段対永瀬拓矢九段の勝者と戦う。
現在、日本将棋連盟の会長を務める羽生。藤井聡太王座＝竜王、名人、王位、棋王、王将、棋聖＝への挑戦を決めれば、１９８６年の名人戦で挑戦者になった大山康晴十五世名人以来、３８年ぶりの会長のタイトル戦登場となる。
羽生は「本当に最後の最後まで本当にわからなかった」と一局を振り返り、「次の対局までにコンディションを整えて、いい状態で臨めればと思っています」と話した。
タイトル９９期獲得の記録を持つ羽生。将棋連盟１００周年の今年、会長１００期も夢ではない。