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【西武】武内夏暉が新人左腕31年ぶりの開幕5連勝 郷里での初勝利に「いつもと違った気持ち」

スポーツ報知 2024年7月4日 22時11分

◆パ・リーグ ソフトバンク0―2西武(4日・みずほペイペイ)

 顔色ひとつ変わらない。2点リードの8回2死二塁。一発が出れば同点の場面でも、西武のドラフト1位左腕・武内は冷静だった。周東をカーブで空振り三振に仕留めると、左手でグラブをポンとたたいただけ。8回を4安打、無失点にまとめて、新人左腕では93年の杉山賢人以来31年ぶりとなる開幕からの5連勝。渡辺GM兼監督代行は「不動心だね。ポーカーフェースで何があっても動じない」とほめたたえた。

 福岡・北九州市出身で子供の頃はファンクラブに入っていたほどのホークスファン。当時のヤフオクで行われた19年の日本シリーズ第1戦を観戦し「いつかはここで」と超満員のドームで投げることを夢見ていた。5月19日は完封目前の9回途中、左脚をつって降板して勝利も逃したが祖父、母、知人が見守ったこの日はしっかりと“リベンジ”。お立ち台で「いつもと違った気持ちがあります」と声を張った。

 チームでは6勝の隅田に次ぐ5勝を挙げ、投手陣の柱になりつつある。「自分のポジションを確立している。安定感は一番」と渡辺監督代行。7月21日生まれで「夏に輝くように」とつけられた夏暉の名。新人左腕が輝きを増してきた。

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