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【虎に翼】寅子がキレた理由を“公式”が解説 背景にまさかの「直道兄さん」ネット衝撃

スポーツ報知 2024年7月5日 15時0分

 女優・伊藤沙莉が主演を務めるNHK連続テレビ小説「虎に翼」(月~土曜・午前8時)の公式サイトが5日に更新され、ヒロイン・寅子を演じる伊藤のインタビューが掲載された。

 「【虎に翼】寅子の葛藤や思いを、伊藤沙莉さんはどう感じ演じたのか【NHK朝ドラ公式】」というタイトルで、第12週から14週の各シーンを伊藤が回顧。4日放送の第69話で、寅子が穂高(小林薫)にブチ切れた背景も明かされた。(以下、ネタバレがあります。ご注意ください)

 「『怒り』の根底にあるのは『愛と敬意』で、二人の“親子げんか”」というタイトルのインタビューで、伊藤が思いを語り尽くした。【第14週】では、公式が「第70回(7月5日放送)、穂高の退任祝賀会でのやり取りも印象的でした。演じていていかがでしたか?」と質問。伊藤は「演じるにあたっては、なぜ寅子は穂高にここまで怒るんだろう? と悩みました。その気持ちを監督に話したら『表現としては怒りかもしれないけれど、ここは寅子から穂高に愛情を伝えるシーン。ここで二人は、ただの仕事相手や師弟関係じゃできないけんかをしている。もはや、ある種の親子げんかであって、これは大いなる愛なんです!』と。そうした視点で脚本を読み返したら、ふに落ちたんです」と理解したそうだ。

 続けて「きっと寅子は、穂高先生の挨拶を聞いて『今までやってきたことすべてが雨垂れの一滴(ひとしずく)だと言うの? すごいことを成し遂げた先生を尊敬していたのに、そんな後ろ向きなことを言わないでよ!』と感じたんですよね」と解釈。「怒っているときって、根底にあるくやしい気持ちや悲しみ、恥ずかしさなどが怒りとして表れているんだと思うんです。ここでも寅子の声色や温度感は怒りに見えますが、根底にある先生への愛と敬意が怒りとして表れたと捉えていただけたらうれしいです」とメッセージを寄せた。

 公式サイトの最後には、戦死した寅子の兄・直道(上川周作)の写真が掲載された。どういうことなのか…。伊藤は「もう最後だからいいや! と見逃がさないのが寅子ですし、それが彼女の愛なんです(笑)。まぁいっか! で、その人との関係性を終わらせたり諦めたりしない。寅子は絶対に、相手に気持ちを届けることを諦めず、関わり続けていく人なんですよ。かつて懐かしき兄が、『思ってることは口にだしていかないとね。うん、その方がいい!』(第15話、4月19日放送)と言っていましたが、寅子もそのマインドを持っているんだなと思いましたね」と語った。

 このインタビューはたちまちネットで拡散され、「インタビューの最後にある写真が良い。直道兄さんはやっぱりちゃんと分かってる人だった」「直道さん実はすごいキャラだったのね」と感心。一方で「寅子の怒りについての解説を読んだが、それでも理解できなかった…」「公式のインタビュー記事で解説がされていて、まあ概ねそんなところだろうなと思いつつ」「深くてたまらんのよ」など様々な感想が寄せられた。

 

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