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世界1位の岩田翔吉が世界前哨戦 4連続KO勝利予告し秋にも王座決定戦出場か

スポーツ報知 2024年7月5日 15時5分

◆プロボクシング▽ライトフライ級(48・9キロ以下)10回戦 岩田翔吉―ジャジール・トリニダード(6日、後楽園ホール)

 WBC、WBO世界ライトフライ級1位・岩田翔吉(28)=帝拳=が世界前哨戦に挑む。WBOアジアパシフィク・同級9位ジャジール・トリニダード(27)=フィリピン=と再起4戦目を行う岩田は5日、都内で計量を行い、岩田が48・8キロ、トリニダードはリミットの48・9キロでともに1回でパス。岩田にとっては勝てば秋にも王座決定戦のチャンスが巡ってくる大一番となる。

 今年1月の再起3戦目から6か月ぶりの試合。久しぶりのリングにも「ずっとスパーをしていたので試合間隔は気にならない。好戦的な相手(トリニダード)と盛り上がる試合をしてしっかり倒したい」と4連続KO勝利を予告した。一昨年11月に当時のWBO王者ジョナサン・ゴンサレス(プエルトリコ)に挑戦したが判定負け。プロ初黒星にゼロからの出直しを迫られた。スタミナ、パワーはもちろん、何よりメンタル面の成長を実感している。「どんな状況になっても焦らず対応できるようになった」と不動心を強調する。

 再起後は3連続KO勝利を果たし、WBO王者のゴンサレスはフライ級へ階級を上げたため、王座は空位となっている。世界ランク1位の岩田にとっては、2度目の世界戦となる王座決定戦への出場へ大きく動き出した。

 相手のトリニダードは格下には違いないが、無敗でダウン経験のないくせ者だ。「あまり(世界前哨戦を)意識せず、いつも通りの試合をする。ここを勝って世界となれば一番いい」と、熱い胸の内を明かした。

 岩田の戦績は12勝(9KO)1敗、トリニダードは11戦全勝(6KO)。

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