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井岡一翔「もしかしたら最後の試合になるかもしれない」マルティネスとの統一戦へ覚悟示す

スポーツ報知 2024年7月5日 15時7分

◆プロボクシング ▽WBA、IBF世界スーパーフライ級(52・1キロ以下)王座統一戦12回戦 WBA王者・井岡一翔―IBF王者フェルナンド・マルティネス(7日、東京・両国国技館)

 WBA、IBF世界スーパーフライ級王座統一戦の調印式とグラブ・チェックが5日、都内で行われた。WBA王者の井岡一翔(志成)は無事、サインを交わし「調印式も終えて、一つ一つ試合に向けて準備していきたい」。IBF王者のフェルナンド・マルティネス(アルゼンチン)は「グレートな試合、歴史に残る試合をしたい」とそれぞれ決意表明した。

 グラブ・チェックも行われ、井岡が黒で親指部分が金の日本製「ウイニング」、マルティネスが青のメキシコ製「エバーラスト」に決まった。

 マルティネスのプロモーターである元2階級制覇王者マルコス・マイダナ(アルゼンチン)も同席。井岡について「完璧でインテリジェント(知性的)な選手」と評価した。ただ、「我々は歴史を作りたいと思ってやってきた。井岡選手の持っているタイトルを持って帰るつもり」と宣戦布告も忘れなかった。

 マイダナは33歳で引退しており、35歳となった井岡は現役からの引き際について「やりたくても続けられるかわからない職業。次の試合もとても大事な試合になる。もしかしたら、最後になるかもしれない」と毎試合強い覚悟を持って臨んでおり、マルティネス戦も引退覚悟で戦うとした。

 井岡を指導するイスマエル・サラス・トレーナーは「2人の試合は年間最高試合になるような試合になる。井岡は13年前にチャンピオンになり、4階級を制覇したすごいチャンピオン。試合の日にそのすごさがわかると思う」と激闘を井岡が制すると予想した。円熟期を迎えた王者が2階級目の2団体制覇に挑む。

 戦績は35歳の井岡が31勝(16KO)2敗1分け、32歳のマルティネスが16戦全勝(9KO)。

 試合はABEMAで無料生配信される。

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