◆プロボクシング▽スーパーバンタム級（５５・３キロ以下）１０回戦 村田昴―ブライアン・ジェームス・ワイルド（６日、後楽園ホール）
無敗のホープ、日本スーパーバンタム級５位・村田昴（２７）＝帝拳＝のプロ７戦目の計量が５日、都内で行われ、村田はリミットの５５・３キロ、対戦相手のワイルドは５４・４キロでともにクリアした。
２０２１年６月のプロデビューから６戦すべてＫＯ勝利という圧巻のレコードを誇る村田。今回のテーマは「プロになって初のサウスポーとの対戦。ディフェンス面だったり、サウスポーに対するカウンターを練習した」という。その中で「続いているのでＫＯは意識したい。狙っていくとかではなく、流れの中でカウンターで仕留められれば」と７連続ＫＯ勝利にも意欲をみせる。
トップアマからプロ入りして３年。日本、東洋太平洋、ＷＢＯアジアパシフィックと地域タイトルへの挑戦を望む声も多く聞こえてくる。「今回は初めての１０回戦。長いラウンドができるのかを試される場となる。タイトル戦への判断基準になる試合」と気合は十分だ。そして今回もう一つ掲げているのが「大人のボクシング」。試合中に頭に血が上り攻めることばかりを考えてしまうが「常に冷静に。強弱をつけて相手を仕留める」と決め込む。対戦相手のワイルドは無敗だが「特に意識してません」と、結果で周囲を納得させる自信はあるようだ。
村田の戦績は６戦全勝（６ＫＯ）、ワイルドは１２勝（６ＫＯ）１分け。