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川崎春花1年4か月ぶり首位 「めっちゃ癒やされる」愛犬「小梅」の存在が励み

スポーツ報知 2024年7月5日 19時11分

◆女子プロゴルフツアー ミネベアミツミレディス 第2日(5日、北海道・真駒内CC空沼C=6667ヤード、パー72)

 ツアー2勝の川崎春花(村田製作所)が7バーディー、ボギーなしの65をマークし、通算11アンダー。昨年3月のアクサレディス第2ラウンド以来となるトップに立った。「ショットはそんなにめっちゃ良いわけではないけど、入ってほしい距離のパターが入ってくれた」。前半13番で112ヤードの第2打を4メートルにつけて決め切ると、16番まで4連続バーディーと波に乗った。

 ルーキーイヤーの2022年に2勝を挙げるも、昨年は不調に陥った。どん底は今からちょうど1年前の6月末だった。ゴルフ場に来ては、涙が頬を伝った。練習場で球を打てば打つほど、悪いイメージが体にこびりついた。昨年6月のニチレイレディスは、ショット練習を一切せずにスタートしたほどだった。

 苦しいときに光を照らしてくれたのが愛犬だった。3戦連続予選落ちを喫した7月末の大東建託・いい部屋ネットレディス後に、父・太郎さんから届いたサプライズプレゼント。チワワが家族に仲間入りした。名前は「小梅」(1歳、メス)。「めっちゃ癒やされる」と目尻を下げた。連戦が続き「もう4週間会えていない」と遠くを見た。次週のオープンウィークは小梅と戯れる予定だ。

 好調時の2022年のスイング動画を見ながら、ショット改善に取り組んできた。「ほんま長いことしんどかった。すごい時間がかかった。最近はラウンド中にスイングを意識せずにプレーができている。もうコースに出るのも怖くない」。自信を取り戻しつつある21歳は、柔らかい笑みを浮かべた。

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