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大谷翔平、トリプルスリー狙える31盗塁ペース 20代最後の日に松井稼頭央超え日本人単独2位103盗塁

スポーツ報知 2024年7月6日 2時0分

◆米大リーグ ドジャース3―9ダイヤモンドバックス(4日、米カリフォルニア州ロサンゼルス=ドジャースタジアム)

 ドジャース・大谷翔平投手(30)が4日(日本時間5日)、本拠地・Dバックス戦に「1番・DH」でフル出場。初回に三盗を決めメジャー通算103盗塁とし、松井稼頭央を抜いて日本人単独2位に浮上した。しかし、3打席連続三振を喫するなど3打数無安打。米国時間で20代最後の試合は黒星となった。

 唯一の見せ場は初回だった。いきなり2点ビハインドとなった第1打席に四球を選んで出塁。2死一、二塁では二塁走者として今季2個目の三盗で17個目となる盗塁を決めた。メジャー通算103盗塁。松井稼頭央を抜いて日本人単独2位に浮上した。1位のイチローは509で大きく離れているが、大谷が投、打だけでなく、足でも存在感を示していることが改めて数字に表れた。

 今季チーム88試合での17盗塁は、21年の自己最多26盗塁を超える31・3盗塁ペースだ。打率は3割1分6厘に下がり、リーグ2位に転落したが、27本塁打は変わらずトップ。トリプルスリーを狙える成績を維持している。

 しかし、その後は今季2度目の3打席連続三振。1試合3Kは6月30日の敵地・ジャイアンツ戦以来3試合ぶりの今季5度目で、本拠地では初だった。3打席目までは昨季17勝のエース右腕・ゲーレンとの対戦だったこともあって苦しめられた。

 現地、7月4日は大谷にとって20代最後の日。ホロ苦い締めくくりになったが、米国は独立記念日で休日。試合後、球場では花火が打ち上げられるイベントが開催されるなど大盛り上がりだった。チームは6戦48失点と投手陣が崩壊して大敗し、34歳外野手のヘイワードが左膝を痛めて途中交代。6・5ゲーム差の地区首位を走るが、苦しいチーム状況を象徴する試合となった。

 現地5日、本拠地でのブルワーズ戦が大谷にとって30歳最初の試合で、バースデー弾も期待される。今年2月のキャンプ中には「トレーニングは10年、20年のスパンで考えてやるもの」と話していた大谷。一般的に円熟期を迎える30歳だが、まだまだ遠い未来へも視線を向けている。(安藤 宏太)

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