◆パ・リーグ ソフトバンク１―５楽天（５日・みずほペイペイドーム福岡）
高い壁をようやく乗り越えた。楽天の早川が６回を７安打１失点、１１奪三振。早大の大先輩で自主トレでも師事する和田に、３度目の直接対決で初めて勝利し、今季５勝目を挙げた。「いずれ越えないといけない壁。後半もまたマッチアップがあると思うんで、いい投手戦ができれば」とうなずいた。
同門対決の中で“ライバル”を完全にねじ伏せた。初回、３回の満塁のピンチは、ともに正木を空振り三振。２、４回には広瀬を併殺打に仕留めた。慶大出身の２人を計６打数無安打４三振、２併殺。「相手は慶応ボーイだったんで、やられるかっていう気持ちで入りました」と胸を張った。
チームは前回、５月２１日のペイペイＤでの試合は０―２１で大敗。今江監督は「チームが攻める気持ちを出してくれた」。負けたら再び自力Ｖ消滅の危機も回避。チームの再浮上へ、この白星から流れを変えていく。（山口 泰史）