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「心臓がギュッと」ロッテ左腕が7回途中降板も西武戦7連勝…胸押さえトレーナー駆け寄る

スポーツ報知 2024年7月6日 7時0分

◆パ・リーグ 西武3―6ロッテ(5日・ベルーナドーム)

 勝利を見届けたロッテ・小島和哉投手(27)は、35度超えの猛暑日に、ともに戦ったファンに深々と一礼した。開幕から西武戦9戦全勝で、同一チームとの開幕からの連勝を球団新とした。自身も今季6勝目で、22年8月6日から西武戦7連勝とし「一つ一つと思っている。負けてないのはいい」とうなずいた。

 小島は5回まで毎回奪三振の安定した投球で、6回まで75球の完封ペース。だが、4点リードの7回に四球と連打などで3点を失い、1点差とされた。マウンドでは額に大粒の汗を浮かべ、「心臓がギュッとなって息ができなかった」と胸を押さえ、トレーナーが駆け寄る場面もあった。続投したが、2死を奪い交代。7回途中3失点で降板し「悔しさが残る」と反省も、吉井監督は「多分、熱中症。これだけ湿度が高くて暑いと、いつもの球数のへばり具合とは違う」と説明した。

 今季の西武戦は先発陣が奮闘。種市が2勝で防御率0・00、西野が3勝で防御率0・87とお得意さまとしている。打線もこの日2安打3打点のソトが、9戦で33打数10安打、10打点と抜群の相性で打線を引っ張った。

 指揮官は「勝っているのは何か理由があると思うけど、分からない。選手が頑張ってくれているからですね」とナインに感謝。2位ながら、ソフトバンクとは10ゲーム差。球団で過去、首位と10ゲーム差以上離されて逆転Vした例はないが、史上初へ怒とうの巻き返しを見せる。(竹内 夏紀)

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