◆米大リーグ ヤンキース―レッドソックス(5日、米ニューヨーク州ニューヨーク=ヤンキースタジアム)
レッドソックスの吉田正尚外野手が5日(日本時間6日)、敵地のヤンキース戦に「7番・指名打者」でスタメン出場し、4月20日のパイレーツ戦以来約2か月半ぶりとなる3号本塁打を放った。
1-3で迎えた9回2死二塁、ゲームセットまであと1死で打席に入ると、フルカウントからの8球目、低めへのシンカーをすくい、右翼スタンドに放り込み、試合を3-3の同点に戻した。大盛り上がりのベンチに迎えられると、吉田に笑顔がはじけた。打球速度103・3マイル(約166・2キロ)、飛距離405フィート(約123・4メートル)、打球角度26度の当たりだった。
吉田は前日の4日、敵地のマーリンズ戦で4打数無安打2三振。それまで3試合連続でマルチ安打を記録し、2試合連続で打点も挙げていたが、ストップしていた。
4月末に右手親指付け根の痛みのため負傷者リスト(IL)に入り、先月11日に戦列復帰。同地区の伝統の一戦で、復帰後18試合目での待望のアーチとなった。