Infoseek 楽天

カブス左腕スティールがキャリア初完投勝利、飛球落球の鈴木を「こういうことも起きる」とかばう

スポーツ報知 2024年7月6日 7時30分

◆米大リーグ カブス5―1エンゼルス(5日、米イリノイ州シカゴ=リグレーフィールド)

 カブスの鈴木誠也外野手は、「4番・右翼」で先発。先制12号2ランを放つなど、4打数1安打2打点1得点で、打率は2割6分2厘となった。4回の右翼の守備で今季3個目の失策を記録。チームは先発左腕J・スティールが自身初の完投で今季初勝利を飾った。チームは5-1の快勝で2連勝だ。

 主砲・鈴木の初回の先制2ランで主導権を握り、先発スティールがキャリア初の完投で今季初勝利をあげた。昨年16勝5敗で、初の球宴選出を果たしたが、今季は左太もも痛で4月は全休。復帰後も勝ちに恵まれなかったが、この日は8回を終えて91球。背番号「35」が最終回のマウンドに戻ると、地元ファンが大声援を送る中、最後を締めた。5回に1失点したが、6回以降打者12人で、反撃の芽を封じ込んだ。

 「完投はいつかやりたいと願っていたこと。自分のキャリアで最高の瞬間だった」とスティール。4回には、鈴木の落球による失策と四球で2死一、二塁のピンチを迎えたが、三塁手マストロブオニが左前に抜けるかという当たりに飛びついて二塁封殺。「試合の流れが変わりうる場面。失点も球数も、セーブしてくれた」と感謝。「投手に迷惑を掛けたくないので、本当に申し訳ない」と反省しきりの鈴木に対して、「ハッスルが足りなかった結果のエラーじゃない。こういうことも起きる。次のプレーで誰かが(ミスを)バックアップすることも、野球の一部だ」とかばっていた。

この記事の関連ニュース