Ｊ２ブラウブリッツ秋田が「シニアアキカｄｅブラウブリッツ」キャンペーンを行っている。交通系ＩＣカードの「シニアアキカ」を持っている６５歳以上は、ソユスタのバックスタンド自由席（当日２４００円）が１０００円と半額以下に。今後は８月２５日の愛媛戦と９月１４日の千葉戦が対象で、愛媛戦はさらに割引の５００円となる。
内閣府が発表した昨年の高齢社会白書では、秋田県の高齢化率は全国で最も高い３８・６％。しかし秋田の観客層の中で６０歳以上は１２・２％と低かったこともあり、岩瀬浩介社長が「シニアの皆さんがお孫さんと一緒に観戦していただければ」と発案し、秋田市、秋田中央交通、ＪＲ東日本秋田支社と連携して実現した。
バックスタンドはメーンスタンドより低い位置にあるため、階段の上り下りが少なく足腰への負担が少ない。「最初の試合（６月２３日の清水戦）では約５０人にご購入いただきました」と手応えを感じている。今季の集客目標は平均３５００人だが、前節（６月３０日）の山形戦でＪ２昇格後最高の６５９８人が来場するなど平均４０５７人と好調。知恵と工夫で集客アップに努めていく。（岩崎 敦）