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堤聖也が“世界前哨戦”の計量一発クリア  相手の長い腕と硬い拳に警戒も「集中して臨む」…7日ゴング

スポーツ報知 2024年7月6日 14時0分

◆プロボクシング ▽フェザー級(契約体重56キロ以下)10回戦 堤聖也―ウィーラワット・ヌーレ▽WBA、IBF世界スーパーフライ級(52・1キロ以下)王座統一戦12回戦 WBA王者・井岡一翔―IBF王者フェルナンド・マルティネス(7月7日、東京・両国国技館)

 前日本バンタム級(53・5キロ以下)王者・堤聖也(角海老宝石)が6日、都内で前日計量に臨み、200グラムアンダーの55・8キロで一発クリアした。対戦相手のウィーラワット・ヌーレ(タイ)も55・5キロでパスした。

 戦績は28歳の堤が10勝(7KO)2分け、22歳のウィーラワットが4勝(2KO)1敗。

 両選手は計量後、記者会見に臨み、堤は「今回はいつもよりも2・5キロ重かったんで、ふだんの減量よりはスムーズにできたかなと思います。明日(7日)、大きい舞台でやらせてもらえるので、ここからしっかり回復させて集中して試合に臨もうと思います」と意気込みを見せた。

 対面したウィーラワットについて聞かれると「背が僕より10センチほど高いっていう情報だったんですけど、手が長いなっていう風に思いました。そこをイメージして、多分最初ちょっとやりづらい距離感とか、そういうものもあるんじゃないかなと思いながら、警戒して試合に臨もうかなと思っています」と堤。さらに「握手した時に拳が肉厚で、なんかちょっと硬そうな感じはありました」と言い、雰囲気については「なんか優しそうな人だなと思いました」と話した。

 現在、バンタム級はWBAが井上拓真(大橋)、WBCが中谷潤人(M・T)、IBFが西田凌佑(六島)、WBOが武居由樹(大橋)と主要4団体すべて日本人が世界王者となっている。堤はWBA2位、IBF3位、WBO7位、WBC11位の主要4団体すべてで世界ランク入りしており、この先に世界挑戦を見据えている。堤は「今回が前哨戦という風に、いろんな方が言ってくれてるんですけど、僕の中で前哨戦は年末の試合(穴口一輝=真正=戦)だったと思っているので、もういつ世界戦ができてもいいように今年は準備していたから、一戦、ちょっと違うのが挟まった。そういう感覚ですね」と冷静。「もう僕は去年の試合終わったところから、ずっと世界に向けて、世界を見て練習やってきた。ずっと見てるところは変わらないです」と揺るぎない姿勢を示した。

 対するウィーラワットは「日本では2回目の試合になるが、心の中ではちょっとエキサイトしてる感じ。堤選手の印象は、もうすごく強そうに見える。私も精いっぱい、戦わせてもらう」と譲らなかった。

 試合はABEMAで無料生配信される。

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