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【高校野球】下妻二・佐藤天馬が投捕二刀流で圧巻 チームもコールド発進

スポーツ報知 2024年7月6日 15時4分

◆第106回全国高校野球選手権 茨城大会 土浦二0-10下妻二=6回コールド=(6日・ノーブルホームスタジアム水戸)

 下妻二の佐藤天馬選手(3年)が投打で活躍した。今夏は捕手登録で、背番号も「2」だがこの日は先発マウンドに上がった右腕は、最速138キロに迫るピッチングで5回無失点の好投を披露した。打席に入れば、3打数3安打2打点とチームをけん引。6回にはマスクをかぶって試合を締めくくった。

 先発が決まったのは2日前で「ピッチャーはほとんど練習していない」と明かした。酷暑のなかの開会式後の試合に「あまり体のキレがよくなかった」と反省。「次回こそはいい状態で行きたい」と昨年の雪辱を果たす12日の常総学院戦に向けて意気込んだ。

 小学2年生で野球を始め、中学生までは投手と捕手の二刀流。高校入学後は外野手、2年冬からは再び捕手、この春から再び投手と、ほとんど全てのポジションをこなす。一番好きなポジションは投手。自身の投球では元DeNA・バウアーの脱力を参考にしているという。

 佐藤の趣味は野球。佐藤の父・和正さんは「野球に命を懸けている」と息子について語った。息子の小学生時代を「マウンドですぐイライラしてふてくされたのが顔に出て、いつも監督に怒られていた」と振り返った。「ピッチャーをやると人が変わる」と続け、横にいた姉・心愛さんも「懐かしいよね」と笑った。

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