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【高校野球】東西東京大会開会式 昭和第一学園マネジャーの吉田琉夏さんと村木亜実さんが「思いを乗せた」堂々の司会進行

スポーツ報知 2024年7月6日 17時14分

 第106回大会全国高校野球選手権(8月7日開幕・甲子園)の東西東京大会が6日に開幕。神宮球場で開会式が行われた。司会進行は、昭和第一学園硬式野球部マネジャーの吉田琉夏(るな)さんと村木亜実さん(ともに3年)が務めた。

 「最後なので頑張ってほしいという気持ちを込めて、思いを乗せました」(吉田さん)。大役を終えた2人の表情はすがすがしかった。「初めての経験で緊張したり不安な部分もあったけど、成功できて良かった」(村木さん)。東京消防庁音楽隊による演奏が響き渡る神宮球場で、開会式に参加した東東京・133校、西東京・124校の校名を読み上げるなど、大仕事を堂々とやってのけた。

 「司会進行をしてもらう機会が来るかも」と告げられたのは2年前、2人がまだ1年生の時だった。監督が大会本部の役員をやっていた関係で、3年生の時にこういう機会が回ってくるかもしれないという話は聞いていたという。正式な打診は5月末頃。「最後の機会だし、思い出というかめったにできないことなので」(吉田さん)という思いから「やります!」と即答した。主に部活の合間の時間を使って練習。事前に役割分担された状態で渡されていた原稿を交互に読んで、「今のは(読むスピードが)速かったよ」などとアドバイスしあって本番を迎えた。

 3年生にとって高校最後の夏がいよいよ幕を開ける。「選手たちも最後にかける思いは大きいと思うし、自分たちの声で勇気づけられたらいいな」と柔和な笑顔を見せた村木さん。昭和第一学園は12日に、初戦突破をかけ清瀬との試合に挑む。大会は東東京が29日、西東京が28日まで行われる。

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