◆JERAセ・リーグ 中日2―1広島(6日・バンテリンドーム)
中日は、先発・梅津が6回1失点と踏ん張った。前夜に99球完封の「マダックス」を達成した高橋宏に続く好投。2戦連続でロースコアの試合を制し、首位・広島に連勝した。
打線は3回に9番・梅津からの3連打で1死満塁とし、福永が犠飛。広島・大瀬良の連続無失点を37回1/3イニングで止め、4回は板山が移籍後初アーチを放った。今季、規定投球回到達の投手で12球団唯一の被本塁打0の右腕に一発を浴びせた。板山は、阪神時代の18年5月12日のプロ1号も大瀬良から。同じ投手からのプロ2号となった。
6月15日のロッテ戦から続く3得点以下は15戦連続で16年以来の球団ワースト3位タイとなったが、その間は7勝7敗1分け。5位から順位変動はないものの、首位・広島とのゲーム差は4・5差となった。以下は立浪和義監督の試合後の主な一問一答。
―梅津投手が6回1失点で2勝目
「真っすぐに非常に力があった。6回あたりでピンチを作ってしまうところがあるけど、久しぶりに勝ちが付けば変わってくると思って、思い切って7回から継投に入りました」
―3回は梅津投手の今季初安打から先制点を奪った
「今年は先頭の四球だったり投手の安打だったり、そういった野球のセオリーがすごく生きている。梅津の安打は非常に大きかったですし、防御率0点台の大瀬良投手から2点取れたことは非常に素晴らしかった」
―板山選手が6年ぶりに本塁打を放った
「カウント2ボールから。その前の見送りも非常に良かった。ちょっと雰囲気があったので期待はしていたけど、最高のホームランでした」
―カード最終戦も勝って3連勝なら4月5~7日の広島戦(マツダ)以来
「とにかく先制できるように、明日もやっていきたいと思います」