◆ラグビー ◇リポビタンDチャレンジカップ ジャパンXV 26―14 マオリ・オールブラックス(6日、豊田スタジアム)
日本代表候補で編成されるジャパンXV(フィフティーン)は、マオリ・オールブラックスに26―14で勝利した。6月29日の第1戦では10―36で敗れていたが、雪辱。テストマッチではないものの、9年ぶりに日本代表の指揮を執るエディー・ジョーンズ・ヘッドコーチ(HC)にとっては“初白星”となった。
先制は日本。前半10分、SH斎藤直人が敵陣深くでの相手反則から素早くリスタートすると、左にパス。受けたCTBトゥア(浦安)がインゴールに飛び込んだ。22分にSO山沢拓也(埼玉)のPGで3点を追加し、8―0。6月29日の第1戦(10●36)では先制トライから連続トライを奪われたが、この日前半は無失点で折り返した。
後半は6分、マオリ・オールブラックスがラインアウトモールを押し込んでこの日初トライ。1点差に迫られた日本は、10分にSO山沢が左中間約20メートルのPGを決めて11―7とした。13分には敵陣で連続攻撃を仕掛け、FW竹内柊平(浦安)が接点からボールを拾って相手インゴールにダイブ。18―7とリードを広げた。
17分にラインアウトモールを押し込まれてFWトンプソンにトライを許し、会場が沸いたのは4点リードの33分。早大2年のFB矢崎由高がキッカーを務め、左中間約20メートルのPGを成功。更に36分には、敵陣右サイド深くのラインアウトモールを押し込んで、早大4年のフッカー佐藤健次がトライ。早大の学生コンビが躍動し26―14とし、世界屈指のマオリ・オールブラックスから若手主体のジャパンXVが白星を挙げた。