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30歳大谷翔平、なぜか打てないバースデー…今季ワースト12打席連続無安打、なおド軍4発祝砲で逆転勝ち

スポーツ報知 2024年7月7日 2時0分

◆米大リーグ ドジャース8―5ブルワーズ(5日、米カリフォルニア州ロサンゼルス=ドジャースタジアム)

 ドジャース・大谷翔平投手が30歳の誕生日を迎えた5日(日本時間6日)、本拠地・ブルワーズ戦に「1番・DH」でフル出場したが、5打数無安打3三振に終わった。前日4日(同5日)から日米自己ワーストの6打席連続三振で、12打席連続無安打は今季ワースト。メジャーでの打率9分1厘と大谷が苦手?とする節目の一日を安藤宏太記者が「見た」―。

 今季もメジャーを席巻している大谷だが、なぜか誕生日に快音は響かない。微妙な判定にも泣かされて1打席目から3打席連続三振を喫すると、その後の2打席も凡退。前日の3打数無安打に続き、30歳はほろ苦い幕開けとなった。試合をまたいでの6打席連続三振は日米自己ワースト。12打席連続無安打は今季最長だ。

 6月に月間12本塁打を放った勢いがピタリと止まった。7月初戦だった2日は3安打で27号も放ったが、3日の1打席目の中前安打以降は安打なし。それでも試合前にロバーツ監督は「少し低めの球を追いかけているように思う。それ以外のボールは問題ない。だから調子はいい。翔平は考えすぎる必要はない」と変わらぬ信頼を口にした。

 現地時間の誕生日は、28歳になった22年から3年連続安打なし。19年に本塁打を放ったのが唯一のメジャーではバースデーアーチで、22打数2安打の打率9分1厘とさっぱりだ。試合前にはラックスら同僚から「ハッピーバースデー!」と声をかけられて笑顔を見せ、ロバーツ監督は自身の誕生日に日本酒などを贈られたお返しに「ワインをプレゼントしたよ」と明かした。試合中も「ハッピーバースデー、ショーヘイ!」というファンの声が飛んだ。

 しかも、頼れる同僚が今の大谷にはいる。エンゼルス時代の21年から誕生日は3連敗中だったが、正捕手の2番・スミスが自身初の3本塁打を放つなど4発の祝砲が打ち上がり、ナ・リーグ中地区首位のブルワーズに鮮やかな逆転勝ち。大谷は一度ベンチ裏に下がっていたが、8回にフリーマンの2点適時打で勝ち越した際にはベンチに小走りで戻って仲間を祝福。世界一の称号を求めて移籍した大谷にとって、勝利こそが最大の誕生日プレゼントになったはずだ。

 「長いシーズンなので、いい時もあれば悪い時もある」と口にしていたこともあった大谷。節目の30歳の誕生日は不発に終わったが、気分は決して悪くないはずだ。(安藤 宏太)

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