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町田、パリ五輪代表MF平河悠のラストマッチで勝利 英2部ブリストルCへ移籍「結果にこだわって」

スポーツ報知 2024年7月6日 20時40分

◆明治安田J1リーグ▽第22節 町田1―0名古屋(6日・町田GIONスタジアム)

 町田はイングランド2部ブリストル・シティーへの期限付き移籍が確実となっているパリ五輪代表MF平河悠(23)のラストマッチに1―0と勝利し、首位をキープした。MF下田北斗(32)が奪った1ゴールを守り切り、リーグトップに並ぶ10試合目の完封で、5試合負けなしとした。2位鹿島は最下位の札幌に2―0と勝利した。

 首位躍進を支えた平河のラストマッチを、勝利で飾った。前半30分、MF下田北斗が切り返しから右足で放ったシュートが、試合前に振った雨でぬれたピッチを滑るようにスピードを増し、名古屋GKランゲラックの牙城を破り先制。この1点で逃げ切り、2位鹿島との勝ち点差5を守った。

 この日、クラブは平河が海外クラブへの移籍を前提とした手続きと準備のため、この試合後にチームを離脱することを発表。パリ五輪を前に、一足先にチームを離れることに。今季初挑戦のJ1で2得点4アシストの数字以上に、スピードを生かした攻守への貢献で首位を走るチームをけん引してきた平河。山梨学院大から特別指定を経て23年に正式加入したが、当初は「自分がパリ世代だとも認識していなかった」ほどの存在だった。しかし、町田でフィジカル面を強化し、今やJ1首位に立つチームの中心選手に成長した。

 試合後、パリ五輪への壮行会でFW藤尾とともに送り出された平河は「個人としてもチームとしても、結果にこだわって頑張って行きたい」とサポーターにパリでの活躍を誓った。

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