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大谷翔平が30歳初アーチ! 米通算199号は131メートル確信弾で28号でキング独走、50・4発ペース

スポーツ報知 2024年7月7日 10時44分

◆米大リーグ ドジャース―ブルワーズ(6日、米カリフォルニア州ロサンゼルス=ドジャースタジアム)

 ドジャース・大谷翔平投手(30)が6日(日本時間7日)、本拠地・ブルワーズ戦に「1番・指名打者」でスタメン出場し、4試合ぶりの本塁打となる28号ソロを放った。メジャー通算199号で、日本人初となる200号に王手をかけた。前日5日に誕生日を迎え、30歳初アーチとなった。

 圧巻の一発が出たのは1点をリードした8回1死走者なしの5打席目だった。3打席目までは3四死球も今季ワーストの15打席連続安打なし。4打席目に三塁打を放って30歳初安打と16打席ぶりの安打をマークして勢いづくと、5打席目には3番手左腕・ハドソンの86・1マイル(約138・6キロ)のカットボールを右中間に運んだ。打球速度は109・9マイル(約176・9キロ)、飛距離430フィート(約131メートル)、打球速度23度の一発だった。完璧な一発に走り始めることなく打球を見つめる確信弾だった。

 再び勢いに乗りそうだ。6月は12本塁打を放つなど絶好調が続いていたが、7月に入ってからは調子がやや下降。7月初戦だった2日(同3日)の本拠地・ダイヤモンドバックス戦で27号2ランを放った大谷だったが、その後3試合は本塁打なし。4日(同5日)の本拠地・ダイヤモンドバックス戦、5日(同6日)の本拠地・ブルワーズ戦では今季2度目となる2試合連続で安打が出なかった。さらに、試合をまたいで日米通じて自己ワーストとなる6打席連続三振もあり、試合開始時点で今季最長の12打席連続無安打。3試合ぶりに安打もマークし、4試合ぶりの本塁打となった。

 本塁打キングを独走する28号。チーム90試合目での28本塁打は、レギュラーシーズン162試合に換算すると、50・4発ペース。自己最多21年の46本、本塁打王になった23年44本を上回り、日本人初となる50本に届くペースだ。

 前日終了時時点で本塁打がリーグ単独トップで、打率が4厘差の3位、打点もトップと6差の3位。三冠王も視野に捉えているが、タイトル争いについては「もちろんいい成績を残せればいいかなとは思っていますけど、自分がどのくらいの数字なのかは把握はしていないので、あまり自分の中で他の人と比べて(争うタイトルなどが)パッと思い浮かぶ感じではないかなと思います」と話すにとどめていたが、周囲の期待は膨らむばかりだ。

 6月は月間MVPこそ逃したが、リーグトップの12本塁打、24打点と打ちまくった大谷。7月も5戦で2発目となった。

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