◇明治安田Ｊ１リーグ 磐田２－２川崎（６日・ヤマハ）
ジュビロ磐田は川崎と２―２で引き分けた。前半２０分にエースＦＷジャーメイン良（２９）が先制ゴール。負傷から復帰後の初得点を挙げた。その後に２失点したものの、後半アディショナルタイムの４７分にＭＦ山田大記（３５）が同点弾。勝ち点１を拾い、ホームで５戦負けなしとなった。
磐田が試合終了間際に勝ち点１をつかんだ。ジャーメインが中央を突破してシュート。川崎ＧＫがはじいたところを、山田が逃さず押し込んだ。敗戦を半ば覚悟していたサポーターが、大歓声を上げた。
５月６日の東京Ｖ戦で前額部を陥没骨折して離脱したエースが、復帰５戦目でついにゴール。猛暑にもかかわらず１万３千人が集まったスタンドが盛り上がった。しかし後半開始早々に失点。同９分にＧＫ川島が負傷で交代すると、主導権を握られて攻め込まれ、同３５分に勝ち越しを許した。
それでも諦めなかった。同４１分にピッチに立った背番号１０が大仕事。横内昭展監督（５６）は「勝ち点を取りにいく姿勢を見せてくれた。（デビュー戦となった新人ＧＫの）杉本（光希）も勇気を持ってやってくれた」と話した。この勢いを次節（１４日）のアウェー・湘南戦に生かす。
（里見 祐司）