将棋の藤井聡太王位=竜王、名人、王座、棋王、王将、棋聖=に、渡辺明九段が挑戦している第65期王位戦七番勝負第1局(2日制)が7日、愛知県名古屋市「徳川園」で前日の6日から指し継がれた。
午前9時、七夕決戦開始を告げる先手・藤井の封じ手の45手目は▲2九飛。その後、両者は互いの角の位置を変えた。午前10時に両者におやつが出された時点で、47手目まで。形勢は変わらず互角。
おやつは、王位戦のために名古屋商工会議所が行った「勝負おやつコンテスト」で選出された8品から、ともに「葵フルーツバターサンド」をチョイスした。
公式ホームページによると、バターとアーモンドが香るサブレに、「クロガネモチ」のはちみつに漬けたドライフルーツ(柿・あんず)と愛知県産イチジクとクリームチーズを使用したバタークリームをサンドしてあるという。サブレは徳川家が家紋「三つ葉葵」に用いられたハートマークの葵の形になっている。
ドリンクは藤井が「わ紅茶本宮」、渡辺が「アイスカフェオレ」だった。
午後0時30分~1時30分の昼食休憩を挟んで夜に決着する見込み。