将棋・第65期王位戦七番勝負第1局(2日制)の2日目が7日、愛知県名古屋市「徳川園」で指され、午後3時に藤井聡太王位=竜王、名人、王座、棋王、王将、棋聖=と挑戦者・渡辺明九段におやつが提供された。
長丁場のラストのエネルギーチャージだが、藤井は「完熟みかんジュース」のみ。自身の手番だったが、対局場に配膳されると、ストローをくわえて勢いよく味わった。
一方、渡辺は「くま棋士」。前日の3時のおやつの「こぐまくんケーキ」に続くかわいい“くまスイーツ”で、名古屋商工会議所の公式サイトによると、チョコレートのムースの中に名古屋コーチンを使ったクレームブリュレが入っており、なめらかでさっぱりした口溶けが特徴だという。ホワイトチョコの王将の駒がトッピングされている。飲み物はアップルジュースだった。
午後3時の時点で70手まで進行。38、39手で渡辺が、39手から58手まで藤井が、それぞれ持ち駒一歩のみという静かな展開で、まだ戦いは始まっておらず、形勢は依然、互角だ。