◆JERAセ・リーグ 中日2X―1広島(7日・バンテリンドーム)
広島は、中日3連戦計11安打で2得点しか奪えず、この日は守護神・栗林で今季5度目のサヨナラ負け。0―1の5回は4番・小園の先頭二塁打を起点に堂林の犠飛で同点に追い付いたが、2点目が遠かった。3連戦は適時打どころか連打もなかった。同一カード3連戦3連敗は今季4度目で中日戦は2度目。今季、中日戦は3勝9敗1分けの“借金6”と苦しい戦いが続く。辛うじて首位はキープしているものの、最大で9あった貯金は4にまで減った。
新井貴浩監督の試合後の主な一問一答は以下。
―先発・玉村投手から投手陣が粘ってつないでいった
「そうだね。タマ(玉村)もしっかりゲームつくってくれたと思います。ナイスピッチング」
―栗林投手は四球から
「ウチのクローザーなんでね。栗林で負けたらしょうがない。そういう時もある。また、しっかり切り替えて次の登板に備えてもらいたい」
5回は小園選手のチーム初安打の二塁打から得点を奪った
「(5番起用の石原が)しっかり送りバントも決めて、(同点犠飛の)堂林もいいスイングだったと思います」
―3番・二俣選手、5番・石原選手と若いクリーンアップを組んだ
「野手っていうのは成長するまで時間がかかるが、いい経験になっていると思います。今日出た若い選手は、また今日感じたことを練習でしっかりと取り組んで、また次に備えてもらいたいなと思います」
―長いシーズンで打者には波があると思うが
「小園とかは、ちょっとずつ兆しが出てきている。シーズンは長い。誰かが調子が悪いときは誰かがカバーするというね。小園が、その前のマツダから良かったんだけど、どんどん調子を上げていってもらいたいと思います。良くなっている」
―リーグ戦再開後、苦しい戦いが続く
「(直前カードで1勝2敗だった)タイガースもローテを変えて、いいピッチャーがどんどん来た。今回も1戦目が高橋(宏斗)くん。対戦相手、投手との巡り合わせでタフな試合が続いていると思う。今週ちょっと負けが多かったけど、戦い自体はしっかり粘って戦えているんで。チーム全体でこれをいい経験にして、少しずつ成長していきたいなと思います」