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【高校野球】目白研心が栗山英樹氏の金言胸に初戦突破 「自分たちしかできないことを探して頑張れ」

スポーツ報知 2024年7月7日 21時9分

◆第106回全国高校野球選手権 東東京大会▽1回戦 目白研心4ー1文京(7日・大田スタジアム)

 2年連続夏8強の文京を破り、1回戦突破を決めた。先発右腕・寺山幸成(3年)が9回7安打1失点(自責0)で完投。打撃では5番に座り、先制点を含む2打点を挙げる二刀流の活躍を見せた。

 「いつも通りのピッチングができたし、公式戦でいい力が発揮できた」。マウンドで見せる厳しい表情とは違った、柔らかな笑顔を浮かべた。7安打を打たれながらも要所を締め、許した得点は捕手の悪送球による1点のみ。両者無得点のまま迎えた6回1死一、二塁で迎えた第3打席では、2球目をはじき返し自援護となる先制の中前適時打を放つなど、攻守に躍動した。

 昨年、前侍ジャパン監督の栗山英樹氏(63)が学校へ講演に訪れた際、野球部を訪問。グラウンドを他部と共用しており、毎日可能な練習に限りがある状況だが「自分たちしかできないことを探して頑張れ。夏勝ってね」と激励された。金言を授かり、「環境を言い訳にしない。自分たちができる練習で強いチームに勝てるように」と、チーム全員で分析や研究を重ね、初戦を迎えた。

 2年連続夏8強の文京を破っての1回戦突破に、鈴木淳史監督も「(一番褒めたい選手は)寺山。いつも通りやってくれた。相手に合わせたピッチングができるのが彼の強みだし、打線の軸でもある」と絶賛した。次戦は10日に駒沢球場で三田と対戦する。(大中 彩未)

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