◆パ・リーグ ソフトバンク5―3楽天(7日・みずほペイペイドーム)
楽天は7日、ソフトバンク戦(みずほペイペイ)に逆転負け。6日に3位に浮上したが、再び4位に転落した。先発した藤井聖投手(27)は制球に苦しみながらも、6回3安打4四死球2失点と粘投。今季7勝目はお預けとなったが、自身の連勝は継続された。
先発の仕事を果たしても、藤井は悔しさをにじませた。6回、栗原、近藤、中村晃と左打者3人に、いずれも外のスライダーで崩しながらも安打にされ1点を失った。1点リードで踏ん張ったが「うまく打たれたんですけど、当たらないところに投げ切れればよかった。あそこで1点を取られているのと取られていないのでは、中継ぎへのプレッシャーも全然違う」と振り返った。
今江監督は「いつも粘り強く、まあこんなもんです」と及第点。4月21日の西武戦(ベルーナD)から9試合で6勝無敗と安定感抜群の左腕が、悔しさも糧に上位を争うチームを押し上げていく。(山口 泰史)