サッカー日本代表の森保一監督が8日、欧州選手権を視察したドイツから羽田空港に帰国し、報道陣の取材に応じた。
パリ五輪に臨む男子のU―23日本代表メンバーが3日に発表され、24歳以上のオーバーエージ(OA)枠は2008年の北京五輪以来、4大会ぶりに招集ゼロとなった。五輪は国際サッカー連盟(FIFA)の定める国際試合期間外のため協会の招集に強制力がなく、各選手の所属クラブとの交渉が必要。今回はOA枠のほか、パリ五輪世代の23歳MF久保建英(Rソシエダード)らがクラブとの交渉の末に招集が見送られた。
21年東京五輪を率いた森保監督は「そこに関してはルールなので、ルールの中でベストなチームを作って戦うというところは育成年代、五輪のところではやっていかなきゃいけないと思います。今回のベストが、OAを入れないで戦うという選択だと思いますので、ベストな選択から結果を出してもらえるようにと思います」と語った。
大岩ジャパンは1968年メキシコ市五輪の銅メダル以来の表彰台を狙う。森保監督は「チームの成績ももちろんですけど、選手個々の成長が選手のキャリアにもクラブにも日本のサッカーにもプラスになると思います。素晴らしいオリンピックという舞台を経験できる選手たちに思い切りチャレンジしてほしい」とエールを送った。