◆第106回全国高校野球選手権京都大会▽2回戦 京都明徳13―2洛西=7回コールド=(8日・わかさスタジアム京都)
京都明徳が、18安打13得点で洛西に大勝した。
初回、先頭の増田速人遊撃手(3年)が中前打を放つと、7番まで連続安打で4得点。さらに敵失と犠飛で3点を追加し、なお1死二塁で増田が左越えランニング本塁打。いきなり9点を奪った。
投げては主将の浅井悟天(3年)が、5回4安打2失点7K。6回からは右翼守備につき、7回1死一塁では適時三塁打を放つなど、5打数3安打1打点と投打でチームをけん引した。
名前の由来は、両親も自身も好きというドラゴンボールに登場する「孫悟天」。小学1年から野球を始め、捕手でプレーしていたが、チーム事情から高校2年秋に志願で捕手から投手に転向した。肩には自信があり、最速は142キロ。主将も務め、江辺康平監督も「浅井を中心に練習したり、試合に挑んでいったり、アップどうしたいとかを任せている」と信頼を置く。
春は、1回戦で今春センバツ出場の京都外大西にコールド負け。京都外大西が初戦を突破すれば、3回戦で再び相まみえる。浅井は「中学から、僕がこのチームを変える気で来たので。勝ちたいのはもちろんなんですけど、しっかり試合ができるように、この1週間チーム作りをしていきたい」と意気込んだ。