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【高校野球】「イチローチルドレン」新宿が5回コールドで初戦突破 “51ドリル”で28点

スポーツ報知 2024年7月8日 14時1分

◆第106回全国高校野球選手権東東京大会 ▽1回戦 桐ヶ丘・第三商・千早1―28新宿=5回コールド=(8日・神宮)

 新宿が28点を奪う圧勝で、2回戦へ駒を進めた。初回に先制点を失うも、2回裏に先頭の主将・中川翔太捕手(3年)の右前打から一挙6点。さらに3回裏には17点を奪い試合を決めた。

 中川主将は初回に先制されたことを切り出すと「先制されたが、自分たちの野球はここから。点を取られても地に足つけて攻撃していこう」と檄をとばし、後の大量得点へつなげた。長井正徳監督も「いつも通りの雰囲気が出せれば結果はともなってくる」と選手への信頼を見せた。

 新宿は2年前の11月下旬に、米大リーグのマリナーズなどで活躍したイチローさんから2日間指導を受けた。その時教わった練習の一つとして、イチローさんの背番号にちなんだ“51ドリル”がある。「目の前からトスされたボールを逆方向に強く打つメニュー。最初は難しく、右にこするような打球が行ってしまうこともあった。(51ドリルを)やってからは右に強くライナーで返すのを習得した」(中川)。この試合でもコンパクトにライナーを放つ打球が多くあり、“51ドリル”の成果が現れていた。イチローさんの金言を胸に2回戦も大量得点を狙う。

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