◆第１０６回全国高校野球選手権滋賀大会 ▽１回戦 伊香１１―０膳所＝６回コールド＝（８日・ＨＰＬベースボールパーク）
春夏合わせて５度の甲子園出場を誇る伊香が、同６度＆１８年センバツ出場の膳所をコールドで下し、２年ぶりの初戦突破を果たした。膳所とは秋季大会でもぶつかり、３―４で敗戦。この日は、リベンジの１勝にもなった。
初回、無死二塁から２番・藤原耕太左翼手（３年）の犠打を、相手投手が一塁に悪送球。その間に二塁走者が生還し、先取点を挙げた。２回は、１死満塁から４番・山田空一塁手（３年）に走者一掃となる中越え二塁打が生まれるなど、打者１０人の猛攻で一挙６得点。序盤にビッグイニングを演出し、試合を決定づけた。
その後のイニングでも、小刻みに加点。投げては背番号１の竹原夏輝投手（３年）が、６回無失点で参考記録ながら完封勝利を収めた。投打がかみ合い、１９８７年以来２７年ぶりの夏聖地へ、好スタートを切った。