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【高校野球】日体大荏原、コールド発進 エース吉田健汰が2ランで勝利引き寄せる

スポーツ報知 2024年7月8日 16時46分

◆第106回全国高校野球選手権大会 東東京大会 ▽2回戦 日体大荏原 12―3 田園調布=7回コールド=(8日・大田スタジアム)

 日体大荏原は田園調布に12―3で勝利し、初戦突破を果たした。最速140キロ右腕で背番号1を付けるエースの吉田健汰(3年)は、この日5番・左翼で出場し、7―3の4回に高校通算10本目となる2ランを放った。

 3回表には3―2と勝ち越しを許すなど、序盤はペースを相手に渡したが、その裏に中馬龍之介内野手(3年)の左越え3点適時二塁打などで一挙5得点。勢いづくと、吉田が4回1死一塁の場面で左中間に豪快な一発を運んだ。高校通算10本塁打目が試合を決定づけ、「打った瞬間いったと思った。序盤は思い通りにいかなかったけど、落ち着いてできた」と笑顔で振り返った。

 3回途中からは2年生左腕の阿部旭がマウンドへ。最速は120キロ台前半だが、「コントロールは抜群。見ていて安心感がある」と本橋慶彦監督も信頼を置く阿部は、4~7回まで毎回三者凡退でテンポ良くアウトを積んだ。「ストライクを投げ込んでどんどんアウトを取ろうと思っていた。勝てて良かった」と自身も納得のピッチング。指揮官も「初戦の硬さはあったけど、とにかく次に進めて良かった。焦らずに戦えたことは収穫」。春は修徳に敗れてベスト32止まりだったが、悔しさもバネにさらなる高みを目指すチームが、初戦を弾みに波に乗っていく。(雑誌『報知高校野球』取材班)

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