日本バレーボール協会は８日、２６日開幕のパリ五輪に出場する日本代表の壮行会を都内で開き、男子代表１２選手と交替選手１選手が出席した。
男子主将の石川祐希（ペルージャ）を先頭に入場すると、会場に集まったファンから「ギャ～！」と大歓声が包んだ。主軸の高橋藍（らん、サントリー大阪）も笑顔で手を振り、応援のパワーを受け取った。壮行会では「皆さんこんにちは。インスタグラムのフォロワー２２５万人の高橋藍です」と自己紹介。一気に会場の爆笑を誘うと「このメンバーの中でも一番フォロワーが多いので誇りに思っています。インスタグラムのフォロワーも３００万人を超せるように頑張ります。あざっす」とたたみかけた。
２１年東京五輪代表のオポジット・清水邦広（大阪ブルテオン）がゲストで登場し、トークショーを盛り上げた。そこでも「海外挑戦している時に料理を作るか？」と話題を振られると「カルボナーラもそう、振っていただければ何でも作ります」。普段の練習場で流す「音楽担当」を担っているといい「世代の西野カナさんメドレーばかりです。ドキドキしています」と明かした。続いて「カラオケでは何を歌う？」と聞かれると「ＲＡＤＷＩＭＰＳの前前前世や（中西保志の）最後の雨を歌います」。どんな質問にもサービス精神旺盛に包み隠さず回答した。
前回の２１年東京五輪では２９年ぶりの決勝トーナメントに進み、８強入りを果たした。昨秋の五輪予選では大一番でスロベニアを倒し、１６年ぶりに自力での出場権を獲得。今年５～６月に行われた五輪前哨戦のネーションズリーグ（ＮＬ）では、決勝でフランスに１―３で敗れはしたが、初の銀メダルをつかみ、五輪本番へ大きな弾みをつけた。
パリ五輪では開会式の翌日に行われる２７日の開幕ゲームで、世界ランク２位の日本が登場。日本時間午後４時に同１１位のドイツと対戦する。同３１日午後８時にアルゼンチン、８月３日午前４時に米国に挑む。「パリ五輪では自分自身も懸けてきたので、必ずメダルを獲得します」と高橋藍。１９７２年ミュンヘン大会以来、５２年ぶりのメダルをつかみにいく。