日本バレーボール協会は8日、26日開幕のパリ五輪に出場する日本代表の壮行会を都内で開き、男女バレーボール、女子ビーチバレーボール代表が出席した。
男子代表主将の石川祐希(ペルージャ)が先頭に立って会見場に入場すると、会場に集まったファンから「キャ~!」と大歓声が上がった。西田有志(大阪ブルテオン)、高橋藍(らん、サントリー大阪)らが続いて、ファンの応援に応えた。
6月のネーションズリーグで6大会連続の切符を取った女子代表も、主将の古賀紗理那(NEC)を先頭に入場。セッターの岩崎こよみ(埼玉上尾)、若き主軸の石川真佑(ノヴァーラ)らも引き締まった表情を見せた。16年ぶりに自力での出場権を手にした女子ビーチバレーボールの石井美樹(湘南RIGASSO)、長谷川暁子(NTTコム)も日焼けした笑顔で手を振っていた。
壮行会に出席した日本協会の川合俊一会長が冒頭であいさつ。「3つの種目を出せることを心からうれしく思います。今の日本のバレーは本当に強いです。16年ぶりに自力での出場権を取った男子は、昨年の五輪予選でエジプトにまさかの敗戦。ひっくり返りそうになりました。そこから心身共に強い日本に仕上がって参りました。
女子はネーションズリーグで相当プレッシャーがあったと思います。選手が頑張ってくれて、初戦のトルコに勝ってもう大丈夫だと思いました。ビーチバレーも予選をやっていました。準々決勝で一度も勝ったことがないタイに勝って、中国に見事勝利して、16年ぶりに出場権を取りました。
今までメダルを目指そうとは言っていましたが、今回は本当に取れると思って。皆さんの応援があって、男女、ビーチでメダルを目指して、皆さん応援お願いします」と呼びかけた。
パリ五輪では開会式の翌日に行われる27日の開幕ゲームで、まずは世界ランク2位の男子代表が、同11位のドイツと対戦。同7位の女子は28日に同4位の難敵・ポーランドとの初戦を迎える。ビーチ女子で1次リーグE組に入った石井、長谷川組は、28日にブラジルのペアとの初戦に挑む。