サッカー女子代表「なでしこジャパン」が８日、パリ五輪に向け、千葉市内で始動した。
＊ ＊ ＊
チームが練習を開始した午後４時、千葉市内は気温３４・８度を記録していた。厳しい日差しの照りつける猛暑の中、選手は膝に手をつくほどにハードな１対１のメニューから本格的なトレーニングがスタート。初日ながら最後はゲーム形式の練習で締め、１３日に石川・金沢のゴーゴーカレースタジアムで行われる親善試合ガーナ戦に向け、連係を確認した。
フランスで８年プレーした経験のあるＤＦ熊谷紗希は「今、この暑さで頑張ることができれば、パリで少し楽になれる…と願っています」と苦笑い。トレーニングの最後まで炎天下の環境は続き、選手たちは大粒の汗を流した。
練習開始前にはミーティングが行われ、熊谷が主将を務めることが発表された。１９、２３年Ｗ杯、２１年東京五輪に続き、主要大会通算４度目の主将となる。帰国後間もないＭＦ谷川萌々子は別メニューで調整を行った。チームは１１日まで千葉市内でトレーニングを行い、ガーナ戦を経て、１４日にフランスに向けて出国する。