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瀬戸康史&宮澤エマ&戸塚純貴、映画「スオミの話をしよう」出演 主演・長澤まさみらとミュージカルシーンにも挑戦

スポーツ報知 2024年7月9日 5時0分

 俳優の瀬戸康史、宮澤エマ、戸塚純貴が、三谷幸喜監督の最新映画「スオミの話をしよう」(主演・長澤まさみ、9月13日公開)に出演し、物語の重要人物を演じる。

 本作は長澤演じる大富豪の妻・スオミの失踪を機に、スオミの新旧5人の夫(西島秀俊、松坂桃李、遠藤憲一、小林隆、坂東彌十郎)が集結するミステリー・コメディー。

 瀬戸は、西島演じる刑事の有能な部下・小磯役。三谷氏の舞台経験はあるものの、映画への出演は初めてで「ほど良い緊張感と三谷さんの脚本のおかしさ、演者の皆さんの面白さに笑いを堪(こら)えながらの撮影でした」と共演陣と絶妙な掛け合いを披露している。

 宮澤は、常にスオミの近くにいる謎の女・薊(あざみ)役で「唯一無二の三谷ワールドをのびのびと生きる薊を楽しんで」とアピール。彌十郎演じるスオミの現在の夫の世話係・乙骨役の戸塚は、長澤らとの共演を「大先輩方の胸をお借りして気負わず自由に演じさせていただきました」と充実の表情で振り返る。

 さらに三谷監督の発案で、メインキャスト全員がミュージカルシーンに挑戦。監督作詞の楽曲「ヘルシンキ」を歌って踊って披露している。長澤は約1か月間の歌とダンスの特訓を行い、監督は「踊っている姿がイメージできない西島さんや松坂さん、遠藤さんや彌十郎さんが必死に踊りの稽古をしている姿は、それだけで感動的で、本当に申し訳ないけれどそれだけで笑ってしまうんです。多幸感あふれるきらびやかなシーンを、ぜひ映画館の大スクリーンでご覧いただきたいです」と呼びかけた。

 ◆瀬戸コメント

 舞台では何度も三谷作品に出演させていただいていますが、映像作品は初めてでした。今回の作品は、ほとんどのシーンを長回しで撮影するというやり方で、ほど良い緊張感と三谷さんの脚本の可笑(おか)しさ、演者の皆さんの面白さに笑いを堪えながらの撮影でした。最初台本を読んだ時、僕が演じた小磯はとても難しい立ち位置にいる役だと感じましたが、三谷さんの演出が入ると自然とカラダが動くというか、いつものように三谷さんに良い意味で遊ばれ、そんな不安も自然と消えていきました。そして試写会では内容を知っていても大爆笑してしまいましたね。ぜひ多くの方にご覧いただきたいです。

 ◆宮澤コメント

 私は三谷さん作・監督の「記憶にございません!」が初三谷作品、初映画出演でしたので当時は緊張やプレッシャーと戦いながら毎日撮影に挑んでいました。その後、舞台や映像作品で三谷組に参加させて頂く機会も増え、今回の「スオミの話をしよう」は以前よりは落ち着いて撮影に臨めるかと思いきや、今までのどの作品よりも乗り越えるハードルが多く、現場で頂く演出にやはり、悩み続ける日々でした。

 三谷さんのアイデアはどこから浮かんでくるのか分かりませんが、絶対に応えたい!という気持ちのもと、スタッフ、キャストが一丸となり本当に笑いの絶えない現場でした!私は今回謎多き女性、薊を演じています。唯一無二の三谷ワールドをのびのびと生きる薊を楽しんで観ていただければ幸いです。

 ◆戸塚コメント

 スオミというワードは人生で初めて聞きましたので調べたら自分の好きなことがたくさん当てはまる憧れの国でした。撮影に入った当初は、大好きで尊敬している方の作品だからこそ、その方の作品に出た人ってだけでは終わりたくない、せっかくいただいたこの貴重な機会、自分にしかできない表現を全て出そう、と決めていました。長澤まさみさんの現場での気遣いはいつにも増してありがたく、大先輩方の胸をお借りして気負わず自由に演じさせていただきました。

 演出という武器を使って真剣にみんなを笑わせにかかってくる三谷さん、同じ目線でいてくださり、話しやすい環境を作ってくださる三谷さん、現場で台本が急に変わったりする三谷さん。台本にない要求を耳元で囁(ささや)く三谷さん。恋愛ドラマでもなく、バイオレンスアクションでもなく、ミステリーでもシリアスでもなく、混とんではなく、「三谷幸喜」というジャンル。

 撮影ではお互いのお芝居に笑わずにはいられない、素晴らしいキャストと最高のスタッフが集結した「スオミの話をしよう」を僕自身も映画館で観るのを楽しみにしていますし、たくさんの方に観ていただきたい映画です。

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