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大谷翔平、MLB最強軍団から米通算200本塁打、29球団目弾なるか「1番DH」スタメン

スポーツ報知 2024年7月10日 3時57分

◆米大リーグ フィリーズ―ドジャース(9日、ペンシルベニア州フィラデルフィア=シチズンズバンクパーク)

 ドジャース・大谷翔平投手(30)が9日(日本時間10日午前7時40分開始予定)、敵地・フィリーズ戦のスタメンに「1番・指名打者」で名を連ねた。MLB全体でトップの貯金26、勝率6割4分4厘を誇るMLB最強軍団のフィリーズから2試合ぶりの本塁打となる29号、日本人初のメジャー通算200本塁打に期待がかかる。

 調子は上向きだ。4、5日(同6、7日)は2試合連続無安打と調子を落としたかのように見えたが、6日(同7日)の本拠地・ブルワーズ戦では28号ソロを放つなど、2打数2安打1打点、3四死球で全5打席出塁。続く7日(同8日)の同カードでは5打数1安打で、2盗塁を決めて今季20盗塁とした。ここまでリーグ最多28本塁打を放ち、メジャー通算199本塁打。日本人初の200号にも王手をかけている。

 フィリーズの先発はザック・ウィーラー投手(34)。21年の奪三振王で、新型コロナウイルスの影響で60試合の短縮シーズンになった20年を除くと、18年から5年連続で2ケタ勝利を挙げる実績あるベテラン右腕だ。今季もここまで18登板で9勝4敗、防御率2・74。大谷は22年に対戦して、1打数1安打、2四球だった。

 リーグ頂上対決にも注目が集まる。ここまでフィリーズが58勝32敗の勝率6割4分4厘でリーグ15チームの中で1位で、ドジャースが55勝36敗の6割4厘で2位。ワールドシリーズ進出を見据えると、避けては通れない道になる可能性が高い。フィリーズはハーパー、シュワバー、リアルミュートと中心野手が故障で離脱していたが、この試合からシュワバーとハーパーが復帰してスタメン入りした。16日(同17日)のオールスターまで残り6試合。前半戦ラストスパートとして意地と意地がぶつかる3連戦になりそうだ。

 これまでメジャー7年間で28球団から199本塁打を放ってきたが、フィリーズ戦、カージナルス戦はいまだ本塁打なし。この日ホームランを放てば、29球団目のアーチとなり、全球団制覇に王手がかかる。フィリーズの本拠地、シチズンズバンクパークでのアーチとなれば、28球場目の本塁打で、全30球団の本拠地制覇へはダイヤモンドバックスのチェースフィールド、レッズのグレートアメリカンボールパーク、マーリンズのローンデポパーク、カージナルスのブッシュスタジアムを残している。レッズのグレートアメリカンボールパーク以外は今季の試合を残している。

 大谷は前日8日(同9日)終了時点で28本塁打がリーグ単独トップ。打率3割1分4厘がプロファー(パドレス)と1厘差のリーグ2位、、65打点もオズナ(ブレーブス)と8差の3位と、三冠王も視界に捉えている。ここまでチーム91試合中88試合に出場し、347打数109安打(リーグ2位)の打率3割1分4厘(同1位)、28本塁打(同1位)、65打点(同3位)、72得点(同1位)、長打率6割3分7厘(同1位)、OPS1・036(同1位)をマークしている。

 本塁打を2本放てば4年連続4度目のシーズン30本塁打、3本放てば日米通算250号ともなる。

 ◆日本人のメジャー通算本塁打数上位

(1)199 大谷翔平

(2)175 松井秀喜

(3)117 イチロー

(4)48  城島健司

(5)46  鈴木誠也

(6)44  井口資仁

(7)42  福留孝介

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