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大谷翔平が打席に立つたびに大ブーイング ドジャース大量リード許すも大谷2打席連続出塁

スポーツ報知 2024年7月10日 9時8分

◆米大リーグ フィリーズ―ドジャース(9日、ペンシルベニア州フィラデルフィア=シチズンズバンクパーク)

 ドジャース・大谷翔平投手(30)が9日(日本時間10日)、敵地・フィリーズ戦に「1番・指名打者」でスタメン出場し、8点を追う5回2死走者なしの3打席目は、四球で出塁。大量リードを許し、打席に入るたびにブーイングを浴びせられる中、冷静に4球連続ボールを見極めて2打席連続で出塁した。

 両リーグ最多の貯金26と安定した強さを維持しているフィリーズの先発は、ザック・ウィーラー投手(34)。21年の奪三振王で、新型コロナウイルスの影響で60試合の短縮シーズンになった20年を除くと、18年から5年連続で2ケタ勝利を挙げた実績あるベテラン右腕だ。今季も試合前の時点で18登板で9勝4敗、防御率2・74。大谷は22年に対戦して、1打数1安打、2四球だった。

 初回先頭の1打席目は全て直球の3球で空振り三振。7日(同8日)の本拠地・ブルワーズ戦から試合をまたいで3打席連続の3球三振となった。3点を追う3回1死走者なしの2打席目は高々上がったフライが遊撃手と左翼手の間に落ちるラッキーな安打で出塁。今季21個目の盗塁となる二盗も決めた。3試合連続盗塁は、メジャー初となった。ドジャースは4回までに9失点。0―9と大量リードを許し、8点を追う5回2死走者なしの3打席目は、4球連続ボールで四球を選んで出塁した。

 4、5日(同6、7日)は2試合連続無安打と調子を落としたかのように見えたが、6日(同7日)の本拠地・ブルワーズ戦では28号ソロを放つなど、2打数2安打1打点、3四死球で全5打席出塁。続く7日(同8日)の同カードでは5打数1安打で、2盗塁を決めて今季20盗塁とした。ここまでリーグ最多28本塁打を放ち、メジャー通算199本塁打。日本人初の200号にも王手をかけている。

 4年連続4度目となるシーズン30号へも残り2本、日米通算250号にも残り3本と迫っている。さらにこの試合で本塁打を打てばフィリーズ戦初アーチで、カージナルス以外の29球団目からの本塁打となる。フィラデルフィアのシチズンズバンクパークでの本塁打となれば、自身の日本人最多記録を更新する28球場目(現在の各球団本拠地では26球場目)の本塁打で、全球団球場制覇へ残るはダイヤモンドバックスのチェースフィールド、レッズのグレートアメリカンボールパーク、マーリンズのローンデポパーク、カージナルスのブッシュスタジアムの4球場となる。

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