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【高校野球】オリックス田口壮コーチの母校、統合前最後の夏に5年ぶり白星「涼宮ハルヒ」のモデル校

スポーツ報知 2024年7月10日 14時39分

◆第106回全国高校野球選手権兵庫大会▽2回戦 西宮北1―0市西宮(10日・尼崎)

 オリックス・田口壮外野守備走塁コーチの母校、西宮北が、春夏3度の甲子園出場がある市西宮との接戦を制し、夏は5年ぶりとなる白星を挙げた。

 エース右腕の本城和来主将(いこい、3年)が、7回まで無安打無失点と好投。8回先頭に右中間へ二塁打を浴び、その後に無死一、三塁のピンチを作ったが、「自分が出したので、自分が抑えるんだという気持ちで投げた」と、2つの三振と左飛でしのぐと、9回2死三塁のピンチも抑え、7回に相手の暴投で奪った1点を守り切った。

 人気アニメ「涼宮ハルヒの憂鬱(ゆううつ)」のモデルとされている西宮北。野球部に甲子園出場経験はないが、過去にはオリックス・田口コーチが所属した。

 ただ、2025年に元朝日放送アナウンサー・清水次郎監督が野球部を率いる西宮甲山と統合が決まっており、新たに「西宮苦楽園高校」が開設される。現1、2年生は西宮北高生のまま。3校の部員数によっては、来夏も西宮北の単独チームとして出場する可能性が残るが、吉田圭介監督は「何も分からない。来年の1年生が苦楽園高校生になるので、一緒に練習もして、人数的も少ないので、一緒にやるのが一番かなと思っている」と説明した。

 3年生は本城と中村洸介遊撃手、マネジャーの3人のみ。秋春は県大会出場もかなわなかった。本城は「西宮北野球部の名前を残すために勝たないといけなかった。勝てて良かった」と、最後の夏につかんだ1勝をかみしめた。

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