◆パ・リーグ ロッテ―楽天(10日・ZOZO)
ロッテの高部瑛斗外野手が「1番・中堅」で先発出場し、躍動した。初回の第1打席に先頭打者二塁打を放ち、チームの初回先頭から8者連続得点&9者連続出塁で8得点を奪った猛攻の口火を切った。
この日は高部の父・孝司さんが知人ら約50人で応援に駆け付けた。一塁側スタンドには、お揃いの背番号38の高部ユニホーム姿がズラリ。首に巻いたタオルは、高部本人が差し入れた。“最強応援団”の後押しを受け、1点ビハインドの初回に先頭打者で二塁打を放ってチャンスメイク。続く2番・小川のセーフティーバントが相手捕手の悪送球も誘い、高部は一気に同点のホームを踏んだ。孝司さんは「泣きそうになった」と感無量の様子だった。
高部は、右肩手術の影響で今年5月18日に2年ぶりに1軍復帰。この日の試合前時点で37試合に出場し、127打数42安打、打率3割3分1厘と好調をキープ。この日は初回の二塁打に加え、5回の第4打席にもセンター前にクリーンヒットを放ち、マルチ安打をマークした。
チームは4回にも、打者一巡の猛攻で一挙6得点のビッグイニングを作った。