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「本当に最後になるくらいの気持ちで臨みたい」脊髄損傷で序ノ口まで降格の炎鵬が7場所ぶり復帰へ

スポーツ報知 2024年7月11日 6時30分

 大相撲で7場所連続休場中の元幕内・炎鵬(29)=伊勢ケ浜=が10日、名古屋場所(14日初日・ドルフィンズアリーナ)で復帰する意向を明かした。すでに相撲を取る稽古を再開し「何もなければ出ます」と力強く語った。

 脊髄損傷で十両だった昨年夏場所を10日目から途中休場。医師からは「すぐ手術するしかない。日常生活に戻るために相撲は諦めてください」と宣告され、宮城野親方(元横綱・白鵬)からも「今までよくやった」と声をかけられたほど復帰は厳しい状況だった。それでも「無理と言われるとやりたくなる性格」と諦めずにリハビリを重ね、「相撲を取れるまでにようやくなった感じです」と笑顔を見せた。

 休場が続き、最高位前頭4枚目だった番付は西序ノ口13枚目まで降下した。「土俵に上がるからには相当な覚悟が必要。本当に最後になるくらいの気持ちで臨みたい」と復活の土俵を待ち望んだ。(大西 健太)

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