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大谷翔平29号&米通算200号なるか ブーイングの中1打席目初球を右前安打で4戦連続安打&盗塁

スポーツ報知 2024年7月11日 8時9分

◆米大リーグ フィリーズ―ドジャース(10日、ペンシルベニア州フィラデルフィア=シチズンズバンクパーク)

 ドジャース・大谷翔平投手(30)が10日(日本時間11日)、敵地・フィリーズ戦に「1番・指名打者」でスタメン出場し、プレーボール直後の初回先頭の1打席目は、ブーイングの中打席に入ったが、初球を捉えて右前安打を放ち、4試合連続安打とした。さらには4試合連続盗塁となる二盗も決めた。

 両リーグ最多の貯金27、勝率6割4分8厘と安定した強さを維持しているフィリーズの先発はクリストフェル・サンチェス投手(27)。メジャー4年目の今季、試合前の時点で自己最多となる6勝(4敗)をすでに挙げ、防御率2・96をマークしていた左腕だ。大谷は22、23年に対戦して4打数1安打。3年連続の対戦だった。

 大谷はここまでリーグ単独トップの28号を放ち、日本人初のメジャー通算200本塁打に王手をかけている。さらに、フィリーズ戦は、過去7年間で7試合に出場したが本塁打はなし。この日本塁打を放てば、カージナルスを除く29球団目からの本塁打となり、3試合ぶりのアーチに期待がかかっている。

 3連戦初戦だった前日9日(同10日)は、ドジャースは1―10で大敗。ナ・リーグの勝率1、2位対決だったが、シュワバーとハーパーが負傷者リスト(IL)から復帰したフィリーズ打線の波にのまれた。4回にターナーに満塁本塁打を浴びるなど、先発のミラーが4回9失点。打席に入るたびにブーイングを浴びた大谷は2打数1安打1盗塁だったが、大量リードを許したため5回からはフリーマン、T・ヘルナンデス、大谷と次々に主力野手がベンチに下がり、7回途中からは野手のE・ヘルナンデスが上がり、ロバーツ監督も「恥ずかしかった」と1―10の大敗に表情も曇っていた。

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