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【巨人】新外国人モンテス獲得を正式発表「最高のシーズンを送りましょう」二遊間を守る強打の右の内野手 背番号39

スポーツ報知 2024年7月11日 13時13分

 巨人は11日、新外国人として前ロッキーズ3Aアルバカーキのココ・モンテス内野手(27)の獲得を正式発表した。背番号は39。球団を通して「読売ジャイアンツという伝統ある名門球団の一員になれることを大変光栄に思います。全力を尽くしてチームの勝利に貢献し、皆さんと最高の夢を分かち合えることを願っています。ファンの皆さんのエネルギッシュな応援を間近で経験できること、また日本の素晴らしい文化や食に触れることも楽しみにしています。最高のシーズンを送りましょう」とコメントした。

 モンテスは強肩で二遊間をメインに内野をどこでも守れる万能型の強打の右打者。今季は3Aのパシフィックコーストリーグで64試合、打率トップの3割3分5厘、9本塁打、49打点と好成績を残していたが、現地6月25日に自由契約となっていた。巨人が獲得に動き、正式発表に向けた最終段階に入っていた。

 米マイアミ出身。18年からロッキーズのマイナーでプレーし、昨年メジャー初昇格。そのデビュー戦で本塁打を放って18試合で打率1割8分4厘、1本塁打、3打点を記録した。メジャー経験はこのシーズンのみだが、マイナーでは昨年3Aパシフィックコーストリーグで打率3割1分7厘、2年連続20発以上となる22本塁打、89打点をマーク。同リーグで打率2割9分8厘、18本塁打、99打点だったエリエ・ヘルナンデス外野手以上の好成績を残した。

 巨人は5月途中に入団したヘルナンデスが打線の救世主になり3番・中堅に定着。1番から丸、吉川、ヘルナンデス、岡本和、大城卓の上位打線が固定されてチーム状態が上がった。

 二塁は吉川が全試合出場中。モンテスは遊撃を守る可能性がある。巨人の外国人でショートを守ったのは75年ジョンソン、77年リンド、97年カステヤーノ、98年ダンカンや16、17年クルーズらの例があるが珍しい。

 オドーアの開幕前退団があったとはいえ、シーズン途中に外国人野手2人の獲得で優勝、日本一に向けて戦力がアップ。競争激化で若手の刺激にもなる。ヘルナンデスに続くハングリー精神あふれるマイナーリーガーが阿部巨人に加わった。

 ◆ココ・モンテス(Coco Montes)1996年10月7日。米フロリダ州マイアミ出身。サウスフロリダ大を経て18年ドラフト15巡目指名でロッキーズと契約。23年にメジャーデビューしてデビュー戦で本塁打を放つなど18試合で打率1割8分4厘、1本塁打、3打点。マイナーでは昨年まで2年連続20本塁打以上で通算85本塁打。主に二塁、遊撃、三塁を守る。183センチ90キロ。右投右打。

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