◆第106回全国高校野球選手権記念南北海道大会 ▽1回戦 函館大有斗6―3苫小牧中央(11日・札幌円山)
函館大有斗が6―3で苫小牧中央を振り切り、南北海道大会初戦を突破した。
初回から2つの押し出し四死球でいきなり2点を奪うと、6番・乳井柊真外野手(2年)の左前適時打なども飛び出して一挙4得点。2回にも1点を追加し、序盤から主導権を握った。5―3で迎えた9回は2番・能戸優雅三塁手(3年)が大会第1号となるソロ本塁打を左翼席にたたきこんだ。
投げては背番号1の長谷川結斗投手(2年)が9回7安打3失点で公式戦初完投。118球の熱投で苫小牧中央打線を封じきった。2年生エースは「野手の人たちが初回から4点も取ってくれて楽な気持ちで投げられました。公式戦で9回を投げ抜いたのは初めて。こういう舞台で完投できたのは自信になります。いい経験になりました」と笑顔で大粒の汗をぬぐった。