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松本人志裁判担当の田代政弘弁護士、文春報道に記載のA子を「特定した。提訴の可能性もある」

スポーツ報知 2024年7月11日 18時4分

 お笑いコンビ「ダウンタウン」の松本人志が自身の性的暴行疑惑を報じた「週刊文春」に名誉を毀損(きそん)されたとして発行元の文芸春秋などに損害賠償などを求めた訴訟で、松本側の代理人弁護士を務める田代政弘氏が11日、都内で報道陣の取材に応じ、10日配信の文春オンラインと11日発売の週刊文春の報道を否定した。

 報道では、松本に性行為を強要されたと主張する「A子」の出廷を、松本側が探偵を使って妨害工作しているなどと記述。A子さんに金銭提供を持ちかけ、出廷しないように説得したとも報じていた。

 囲み取材に応じた田代弁護士は「全くの事実無根」と改めて報道を完全否定した。文春側の代理人弁護士である喜田村洋一氏に抗議文を送ったが、回答はないという。松本からは「全然。とくない。記事は事実に反すること。粛々とマスコミ対応をしてほしいと言われた」と明かした。

 その上で「今回の文春の記事によって、我々がA子さんの候補者の1人と考えていた女性が、文春で記載されている『A子』だと判明したので、今後、A子さんへの提訴も松本さんと相談して考えていきたいと思います」と話した。

 さらに、ワイドショーへの報道姿勢にも言及した。田代弁護士は「公平性に欠ける。それについてはBPOへの申し立てを具体的に検討する必要がある。僕の主観も入った一般論ですが、文春に忖度しているのかな。裏付けなく文春の記事は報道するのに、我々の主張は裏付けがないから放送できないと。忖度があるとひしひし感じてます」と語気を強めた。

 田代弁護士は10日にも公式サイトで声明を発表しており、「本件記事にあるような言動を行ったことは一切なく、本件記事の該当部分は全く事実に反するものです」と完全否定した。A子さんを探偵を使って監視していたという記述に関しても「当職ら及び松本氏が依頼して行ったものではなく、全く事実に反する」と真っ向から反論した。

 また、A子さんに金銭提供を持ちかけ、出廷しないように説得したとする点も否定。「金銭提供を持ちかけたり、持ちかけようとした事実は一切なく、そのような考えも持ち合わせていないことを強く主張いたします」と一蹴した。

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