男闘呼組のメンバーを中心に結成されたロックバンド・Rockon Social Club(RSC)が10日、千葉・市川市文化会館で全国ツアー「Reloaded Tour 2024」(9月13日の日本武道館まで)の初日公演を行った。
昨年12月以来のツアーとあって、開演前から場内は熱気で充満。社会風刺ソング「ポイントちょーだい」で幕を開けた。
冒頭のMC、高橋和也が「ミニアルバムの発売が決定しました!」とサプライズ発表すると、1800人から歓声と拍手がわき起こった。タイトルは「Summer of Love」(9月6日発売)。同アルバム収録予定の新曲から、ヘビーなギターサウンドが特徴の「ブレイキングニュース」と、ミディアムバラード「天照ラス」を立て続けに披露した。タイトル曲「Summer of Love」で本編フィナーレを迎え、高橋は「この曲は、今までのオレたちにはない。ロックオンの新たな一面!」と手応えをにじませた。
この日一番の盛り上がりはアンコールにあった。ベースのリズムから始まる男闘呼組メドレー。熱狂の中、ヒット曲「TIME ZONE」で締めくくった。
ツアータイトルは再装填(そうてん)する、リロードする(=読み込む)という意味の「Reloaded」。RSCが、いったん活動に終止符を打った男闘呼組のスパイスを取り込み、新たな音楽の道を進んでいく―という意思表示のライブとなった。