打撃不振でファーム調整していた巨人・坂本勇人内野手(35)が、12日のDeNA戦(東京D)から1軍復帰することが11日、決まった。イースタン・オイシックス戦(G球場)に「2番・DH」で出場し、1打数無安打1四球。ファームでの3試合は安打こそなかったものの「頑張るしかない」と決意を口にし、阿部慎之助監督(45)は三塁で即スタメン起用することを明言した。
2軍で再調整していた坂本が12日のDeNA戦から1軍に復帰する。出場すれば6月22日のヤクルト戦以来13試合ぶりとなるが、復帰戦はとにかく打ちまくっている。昨年も右太もも裏の肉離れから7月に復帰し、中日相手に1、2、3回で二塁打2本を含む3安打3打点の大活躍。快勝に大きく貢献しただけに、打線の活性化に期待がかかる。
主力に定着した08年以降、坂本が1軍の公式戦で10試合以上の欠場から復帰した試合の打撃成績は(カッコ内は欠場した試合数)
15年5月13日(11)〇広島4打数無安打
18年8月25日(33)〇阪神4打数1安打
21年6月11日(25)〇ロッテ3打数2安打
22年6月9日(32)〇西武5打数3安打1打点
22年8月16日(25)●DeNA4打数無安打
23年7月28日(22)〇中日4打数3安打3打点
チームは5勝1敗、坂本は24打数9安打4打点(打率.375)と好成績だ。特に第1打席が好調で、過去の6試合を時系列順にみると右飛、右安、左安、右安、遊ゴ、右2と、6打数4安打の打率.667。最初の打席から注目したい。(恩田 諭)