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7月絶好調の巨人・大城卓三が1か月ぶり捕手で先発起用へ 「和真ファースト、勇人サード」阿部監督が明言

スポーツ報知 2024年7月12日 5時15分

 巨人は11日、新外国人として前ロッキーズ3Aアルバカーキのココ・モンテス内野手(27)との契約合意を正式発表した。背番号は39。二遊間を守れる強打の右打者で、阿部監督は遊撃、三塁などで使う構想を明かした。12日のDeNA戦(東京D)では一塁に入って打撃好調の大城卓を約1か月ぶりに捕手で先発起用すると明言。一塁、三塁、左翼を守れる岡本和を含めて強力な超フレキシブル布陣で勝負の夏に備える。

 坂本の1軍復帰とモンテスの加入で巨人は変幻自在の起用が可能になる。広島から帰京した阿部監督は12日のDeNA戦(東京D)で「大城(卓)キャッチャー、和真(岡本)ファースト、勇人(坂本)サード」と明言した。現在12試合連続「5番・一塁」で出場して7月の打率4割7分4厘と絶好調の大城卓は約1か月ぶりの先発捕手となる。

 捕手出身監督ならではの狙いがある。「配球が変わるから。相手は岸田がずっとかぶっていたデータを見るだろうし。たまには目先を変えるのもね」。戸郷は直近7登板連続で岸田とバッテリーを組み、その間4勝2敗と悪くないが、相手を考えさせると同時に、メイン捕手で奮闘する岸田のリフレッシュもできる。

 6月下旬の坂本の抹消後、岡本和が一塁から三塁に回り、一塁・大城卓が定着。遊撃は泉口と門脇、左翼は立岡や若手が日替わりで競争してきた。「勇人がダメだったら今の形にして大城ファースト、サード和真でもいいし、門脇をサードで使うんだったら和真レフトもあるだろうし」。坂本が完全復活すれば一塁・大城卓、三塁・坂本、左翼・岡本和の可能性も十分ある。

 球宴後に1軍合流見込みのモンテスについて阿部監督は遊撃や三塁、吉川休養時の二塁を示唆。大城卓が「捕」「一」、岡本和が「一」「三」「左」、モンテスが「遊」「三」「二」と複数ポジション守れることで臨機応変、様々な可能性が広がる。5連勝中、貯金5の首位。球宴までの9試合の目標は「五分で」と地に足をつけて戦う。超フレキシブル布陣で勝負の夏に挑む。(片岡 優帆)

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