韓国の男性５人組グループ「ＴＯＭＯＲＲＯＷ Ｘ ＴＯＧＥＴＨＥＲ」が１１日、東京ドームでワールドツアー・日本公演（全８公演）の東京公演を開催した。
初めてのドームを熱狂の渦に包んだ。登場と共に大きな黄色い声援を浴びたリーダー・ＳＯＯＢＩＮ（スビン）は「僕の長い夢だった東京ドームでできるのがまだ夢みたいだし、実感が湧きません」とかみ締めた。
左足の甲を微細骨折しているＢＥＯＭＧＹＵ（ボムギュ）もイスに座って姿を見せ、「ＭＯＡ（ファンの呼称）のみんなのおかげで元気なので、心配し過ぎないで」と笑顔。「前に行きたい」と言うと、他のメンバー４人がファンの近くまでイスを運ぶ一幕もあった。
グループ３度目となるワールドツアー。韓国・ソウルでスタートを切ると、米国では全８都市を周遊した。東京ドームは１０、１１日の２公演。日本公演では初めて４つのドームを巡る予定で、デビューから５年での４大ドームはＫ―ＰＯＰアーティスト史上最速記録となる。
会場を埋め尽くしたファンがペンライトを振る中、「ひとつの誓い（Ｗｅ’ｌｌ Ｎｅｖｅｒ Ｃｈａｎｇｅ）」など全２９曲をパフォーマンスした。
約３時間にわたって東京ドームを堪能したＹＥＯＮＪＵＮ（ヨンジュン）は「『この場所を忘れない』という気持ちになりました」としみじみ。けがで全てのパフォーマンスに参加できなかったＢＥＯＭＧＹＵは「残念な気持ちはあるんですけど、次回来たときは是非ご一緒してくださいね」と呼び掛けた。最後は、ＴＡＥＨＹＵＮ（テヒョン）が「美しい夏になりました。大好きです」と愛を届けて締めくくった。